2026.08.14
あのときは、不思議だった
あのときは、どうしてなんだろう?と思いました。
畑中直美です。
今日は、
ずっと心の片隅に残っていたことを、
一つお話しします。
私がまだ、
高校生くらいの頃のことです。
遠い関係の親戚の家に、
行ったことがありました。
そこに、
お爺さんがいました。
そのお爺さんが、
「帰りたい」
と言っていたんです。
私は、
「え?」
と思いました。
だって、そこは、
そのお爺さんが
生まれ育った家だったから。
「ここが自分の家なのに、
どうして帰りたいんだろう?」
不思議でした。
その頃の私は、
認知症のことなんて知りません。
だから、
「なんでだろう?」
と思っただけでした。
そのときは、
それ以上考えることもありませんでした。
それから何十年も経って、
私は介護の学校に通いました。
そして、
認知症について学びました。
すると、あるとき、
ふっと、
あのお爺さんのことを
思い出したんです。
「あのときの『帰りたい』って、
もしかしたら……」
と思いました。
もちろん、
今となっては、
本当のことはわかりません。
そのお爺さんが、
どんな気持ちで「帰りたい」と言っていたのかも、
私にはわかりません。
でも、
介護を学んだことで、
あの頃には
不思議だったことが、
少しだけ
理解できるようになりました。
知る前は、
「なんで?」
だったことが、
知ったあとでは、
「もしかしたら、
こういうことだったのかな」
と考えられるようになる。
そんなことって、
あるんですね。
学校で勉強していたとき、
「もっと早く知っていたらよかったな」
と思うことが、
何度もありました。
でも今は、
昔の自分が知らなかったことを
責めるのではなく、
「あのときは、
知らなかったんだな」
と思います。
そして、
今から知っていけばいい。
そんなふうにも
思えるようになりました。
知ることって、
今の自分のためだけじゃなくて、
昔の出来事を
もう一度、違う角度から
見てみることにも
つながるのかもしれませんね。
🌻
あなたにも、
今になって、
「あのときは、
こういうことだったのかもしれない」
と思う出来事はありますか?
今日も最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。
🌻
そして、これからは、
毎週火曜日に、
一通ずつ、
学校で学んだことや、
日々の中でふと思ったことを、
お手紙のように
お届けしていこうと思います。
また、火曜日に
お会いできたらうれしいです😊