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2023.02.15

ジェネラティビティと【介護ボディケア】

 【人から与えられるのではなく、人に与えることで幸せを感じる。しかも独りよがりではなく。】

 

高齢者施設で介護ボディケアをする時、会話を大切にしています。

 

認知がある方もそれでの経験を話してくださると、学びになります。そういう時は、素直に「素晴らしい」「学びになります」と声かけします。時には「勉強になります。メモしていいですか?」と。

 

こちらの話している事は分かっても、言葉がなかなか出ない方もありますが、目を見つめてゆっくり待つと、言葉が出ることがあります。

 

例えば、言葉が出ないと思っていた方がスマホで花札で遊んでいる姿を見て、「私が知っているのは猪鹿蝶くらいです。強い花札は何ですか」と聞くと、『桜、○△×、鶴』と答えて下さって、ニコニコ。聞き取れないところは「聞き取れなくてごめんなさい。調べてきますね。」と言って、後日「キリボウズですね」と言うとニコニコ。「○○さんのおかげで花札に興味を持ちました」と言うと『そうかぁ』とニコニコ。返ってくる言葉が増えてきました。

 

高齢者施設は、人員不足でなかなかゆっくり会話をすることができません。たまたま私は介護ボディケアで会話をする時間があります。

 

ゆっくり会話をし、その方の話から学びになった事を伝えられるような時間があると、介護の利用者様のQOLが上がるのではないかと思いました。

 
『介護の現場が変わるにはどうしたらいいのか』と強く思いました。

 

金子さんの投稿で【ジェネラティビティ】に、私も興味が湧きました。

 

ありがとうございます。

 

 

【金子雅子さんの投稿より】

 

“少し前に新聞で知り、気になっている言葉があります。

「ジェネラティビティ」。

心理学では、広く次世代の人々に自らの経験や知恵を伝えたり、教え導いたりすることをそう言うそうなのですが、これだけでは「オジサンの自慢話」「オバサンのお節介」になっちゃうとね・・・と、そんなに単純な話ではないだろうことがわかります。

さらに、ハーバード大学の研究から「次世代を守り育てる心を持つ人は幸福感が高い上、寿命も長くなる」という事実がわかっている、となると、もうちょっとそのメカニズムを知りたい、と気になりました。

いえ、個人的には長生きにそれほど関心はありませんが😅、「ジェネラティビティを発揮すると、人は命が次の世代に受け継がれることを実感できるようになる。『自分の人生には意味があった』と感じ、やがて訪れる死も穏やかな気持ちで受け入れられるようになる」ということになると、うん?それはどういうこと?と、もう少し知りたいと思いました。

「自分のことのみにとらわれてジェネラティビティが発揮できないと、高齢期や死に対して、強い拒否感を抱く場合もあるとされている」ことにも、俄然興味が湧いてきました。

あ、ジェネラティビティは子どもの有無は関係ないそうです。

検索してみても、まだ一般書は出ていないようですが(きっと企画されているでしょうが)、ある程度年齢を重ね、高齢期に入る前の40代以上には必要なことだろう、と直感しました。

人から与えられるのではなく、人に与えることで幸せを感じる。しかも独りよがりではなく。

大人の作法として、それこそ大人の経験が集まって色々学べそうでもあります😊“

 

 

 

 

 

 

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